実家暮らしの人は自立できていない、甘えだと見下す人へ

2024年2月11日

世の中には

と他人を見下す人がいます。

こんな記事を書くくらいですから、僕は「実家暮らし＝自立できていない、甘え」だとは思っていません。

そもそもの話、じゃあ一人暮らしをしている人は自立できているのか？という問題があります。

前提として、これを書いている僕は一人暮らしをしている自営業者・フリーランスです。

この立場から言わせてもらうと、実家暮らしをしている人が自立できていないというなら

「たとえ一人暮らしをしている人でも、会社員として働いているならそれは自立じゃないだろ」

と思ってしまいます。

親にご飯を作ってもらっているから自立できていない？

であれば、経理業務を自分でやっていない営業マンも、営業活動を自分でやっていない研究者も自立できていないことになります。

僕は営業活動も商品開発も経理業務も、すべて自分一人でやっているのに。

ただ、これは先ほど太字で強調したように

「実家暮らしをしている人が自立できていないというなら」

という前提があった上での話です。

別に僕は会社員に対して「自立できていない」「甘え」などと言うつもりはありません。

そんな主張をしてしまうと、今度は僕がジャングルや荒野で自給自足の生活を送っている人たちに

「自分で狩りもできないクセに、なにイキっちゃってんの？」

と言われることになるからです。

自立できているか・できていないかは立場によって見方が変わります。

要するにそれは程度問題なのであって、一概に「実家暮らしだから自立できていない」「甘えだ」と主張するのはただのマウント行為に過ぎないということです。

※あくまで「見下すのは違うでしょ」という話です

今回の話は、婚活をしている人に対して「実家暮らしに偏見を持つな」とか、そういう話ではありません。

たしかに一人暮らしの人と実家暮らしの人を比べれば、一人暮らしをしている人と付き合った方が上手くいく傾向はあると思います。

そう考えると、足切りとして実家暮らしの人を除外するのは理にかなった戦略です。

僕が言いたいのは、あくまで「見下すのは違うでしょ」という話です。

例えば、マッチングアプリ等で「身長170cm以上の人」というフィルタをかける人は、身長170cm未満の人を見下しているかというと、別にそういうわけではないですよね。

単に自分の好みではないというだけ。

いわゆる「差別と区別は違う」ということです。