テレビやネットで毎日のように報道されているニュース。
そんな数々のニュースの中から、今回は事件に関するものについて……というか、事件のニュースを目にした人の反応について思うことを書いていきます。
僕が考えているのは、記事タイトルの通り「何も知らないのに加害者・犯人を叩くべきじゃない」ということです。
実際そういう人ってたくさんいますよね。
「どうしてこんな犯罪に手を染めちゃうんだろうね」とか「頭おかしいだろコイツ」とか。
「どうしてこんな犯罪に手を染めちゃうんだろうね」については、言葉通りシンプルに疑問に思っていることもあると思いますが、たいていは「私には理解できない」「狂っている」といった拒絶のニュアンスがあるように感じます。
でも、ニュースを見て分かるレベルの情報で加害者・犯人を叩くなんて、ちょっと浅はかじゃないですか?
例えば殺人事件。
人が人を殺すなんて、本当によっぽどのことがあったんだと考える方が自然です。
例えば、加害者は被害者から壮絶ないじめを受けていたとか、これまで何十年も脅迫され続けていたとか。
なんなら犯人だったということ自体が間違いで、実は冤罪だったというケースも考えられます。
他にも、特殊詐欺の受け子が逮捕されたというニュース。
「そんなのどう考えても悪いことだろ」と思うかもしれませんが、↓のようなケースで意図せず犯罪に巻き込まれる場合もあります。
ツレの息子
ツイッターで金配りを見つけて応募
→当選して2万円貰う
→その為に口座教える
→口座に200万振り込まれる
→間違って振り込んだので返金を
→野田阪神に200万持っていく
→御礼に10万もらって190万渡す
→ツレの息子先週受け子で逮捕
→否定してるため接見禁止— おおがけさん 🍈 メロン 🚴♂️ (@oogakesanmelon) September 19, 2022
当然ですが、僕は別に犯罪者を擁護したいわけではありません。
僕が疑問に思うのは、なぜ「情報が足りないから判断できない」というスタンスを取れないのかということです。
あくまで僕の考えですが、きっと人間は「分からないことを分からないままにする」のが苦手なんだと思います。
人間関係の悩み相談も似たような構図ですよね。
「アイツにこんなことをされた」とか「こんなことを言われて辛い」とか。
それは被害者側から見た一方的な事実であって、加害者側から見た事実とは食い違うことがほとんどです。
なんなら、被害者だと思っていた方が実は加害者だった、なんてことも珍しくありません。
とはいえ、今こうやって冷静に考えられていても、気づいたら自分も「思い込みで誰かを悪者にしていた」ってことがあるかもしれないんですよね。
ときどきこの記事を見返して、自分を戒めようと思います。
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